未必の故意(みひつのこい)という言葉があります。行為者は罪の意識が無い、もしくは意図・希望しないのですが、結果、思わしくない事実の発生を認めながら、あるいは想定しながらする行為です。 最近、このような未必の故意的な言 […]
2002年
【Vol.75】官際を越えよう
お付き合いしているクライアントには、少なからずお世話になっているお役所との関係があります。その業種・業界を所轄している官庁です。許認可や各種イベントのご案内、事業への補助金など実に様々なことがあります。農業だったら農林 […]
【Vol.74】『結い』の本質
古来からわが国では集団作業の呼び方に「結い」(ゆい)と言うものがあります。農業などでは集中して農作業をする必要があり、お互いに力を貸し合うことで助け合ってきたのです。 合掌造りで有名な岐阜の山間地にある白川郷でも、そ […]
【Vol.73】超成熟産業のビジネスチャンス
自動車教習所に通い始めて1ヶ月になります。好きなクルマに乗るための免許が必要になったからです。あちこち探して、一番電話の応対が良かった教習所です。教えてくれる先生や職員の方々は思ったより親切で、初めて(普通免許は試験場 […]
【Vol.72】技術のパス回し
久し振りに訪問した企業でのことです。空調機メーカーの協力企業で、いつも「自社商品」を開発しようと意気込んでいる、とても前向きな会社です。話の中で、最近、異業種の技術を導入したとのこと。そして、その会社名を聞いてビックリ […]
【Vol.71】戦略とは指針の無いもの
ある経営者と戦略論になりました。経営戦略がどうのこうのという延長戦で、戦略とは一体何か、という議論になったのです。 実はその議論の中で気になることがありました。その社長が「戦略の指針が無ければ判断できない」と言われた […]
【Vol.70】顧客の主観を知ろう
企業は「マーケティング・リサーチ」をします。市場動向や商品価格、広告、販売ルートを決めるための調査活動です。多くの場合、より多くの顧客に買って頂きたいので、自ずと調査の対象は一般的且つ広域的になるのが通例です。 しか […]
【Vol.69】理解度と距離
最近、凄い発明に出会いました。長年この仕事をしている中でもトップテンに入るような発明です。ある材料を製造するのに、今までは100日くらいが必要だったのに、たったの1日で済むようにしてしまったのです。しかも様々な組成の材 […]
【Vol.68】身の丈と身の程
会社を興し、社員の方々が増えてきて年俸制を導入してからもう15年になります。最初のころはこれといった仕組みも無く、それこそ私が相手の目の輝き具合を見て「えい、やっ」で決めていたものでした。最近は社員の皆さんが自発的にこ […]
【Vol.67】決められない人たち
歯痒い(はがゆい)という言葉があります。思うようにならないので、心が苛立ち、もどかしい状態です。じれったいとも言います。最近、そう思うことが増えたように思うのは私だけでしょうか。 どこかの領事館で起こった事件や、企業 […]