【Vol.40】さくらの季節

 私にとって、今年初めてのお花見は、2月の2日でした。この季節になると恒例になっている、特許流通フェアの講演で沖縄に訪問したとき、琉球緋桜が満開だったからです。
 いつも思うのですが、私くらい日本全国をお花見をして回っている人は、少ないのではないでしょうか。沖縄から始まり、鹿児島(実は案外、遅いのですが)、福岡、広島、大阪、名古屋、東京(今年は満開の日に雪が降って大変でした)、北関東、そして東北…、最後は北海道。
 クライアントを訪問しながら、実は、桜前線をチェックしているような感じですからシアワセです。勿論、花見の為に移動しているのではなく、仕事なのですが、どうせなら楽しくやろうと思っている私にとっては、まさに「役得」です。

 そして、いつも思うのですが、この季節になると、絶対に咲く桜のリチギさが嬉しくなります。頼みもしないのに、ちゃんと咲くときは咲く。そんなメリハリが、私は大好きです。
 そんな訳で、いつものように桜の季節を楽しんでいるのですが、今年はことさら嬉しいことが多いのです。以下、順番に述べます。

[1] 桜が本当に満開の日に、東京にいた。これは、東京に住んで初めてのこと。
[2] 子供達の受験もなく、我が家は平和な春だった。
[3] 社員の家庭や夫婦仲も良さそうで(多分)、ヨカッタ。
[4] 出向していた社員が無事戻れた。これもヨカッタ。
[5] Kさん、病気が回復してヨカッタ。
[6] 地震もあったが、クライアントは概ね平穏無事である。
[7] クライアントのご担当と、うちの担当が同じ高校の同級生だった。ビックリ。
[8] 提案している「ローカルエリア・ダイレクトマーケティング」構想が、何と か進みそうだ。
[9] お付き合いの深い(私が思っているだけかも)方々が、元気で出世している。
[10] クライアントのトップが泣き言を言わないのがイイ。

 以上、私の「嬉しいランキング」ですが、お気付きのように、一番嬉しいのは[10]です。そうなんです、今、しっかりとした経営者は、この厳しい環境を他人のせいにしないで、自らの力だけを拠り所にしているタイプです。「自己責任」。そう言って、自己を奮い立たせ、つられて社員も頑張っている企業に触れることが、私にとって最も嬉しいことです。

 今の時代には、自らの責任でこの困難なときを乗り切ろうとしているトップの姿は、社員にとって、最高の「ボーナス」ではないでしょうか。目先の給与や待遇を提示するより、経営トップの明確な姿勢をしっかり見せ付ける。これが出来るトップが率いる会社は、何があっても磐石な企業です。

 課題や問題点を先送りしてツケを増やすより、その場で毅然と処理する。そのような、真のリーダーシップが、今一番大切なのです。
 咲くときはちゃんと咲く。日本全国、桜前線満開です。