【Vol.205】事業の空気

 漢字は読めなくても事業の空気は読めないといけません。最近、こんなことがありました。  スグレモノ(と私は思います)の装置を開発した社長です。ご多分に洩れず、ご時勢ですから急速な景気後退の波に揉まれて、資金繰りは楽ではな […]

【Vol.200】第三創業

どうも今、我が国の多くの企業は第三創業期に入ったのではないか、と感じることが多くなりました。振り返ってみますと、第一創業期は戦後の復興を果たしてからバブルまで、第二創業期はそこから立ち直って今日まで、そして今、第三創業期 […]

【Vol.196】内向きパワー98%

 ときどき、大会社の社員でなくて良かったと思うことがあります。皮肉でも何でもありません、本当にそう思うことがあるのです。どんな時かというと、ご担当はその気になっているのに、悩ましい顔で、「社内でどうやって説明しようか」と […]

【Vol.189】社長のなんば歩き

 「なんば歩き」というのをご存知でしょうか。手足を同期させる歩き方で、腰が平行移動して上体がよじれず、日本の武道の基本は全てこの歩き方で成り立っていると言う人もいるくらいだそうです。ドタドタと足音がしないことや、無駄な力 […]

【Vol.169】メタボ経営のすすめ

 クライアントのご担当が笑いながら言いました。「御社みたいな小さい会社が、何でこんな開発をしてしまったのですか?」、そう訊かれて困ってしまったそうです。  褒めているのか、けなしているのか、話の流れからみるとどうも褒めら […]

【Vol.166】ロンドンタクシー

 ロンドンタクシーってご存知ですか。そう、あのイギリスはロンドンで走っているタクシーです。ロンドンの街並みによく似合う、古風な観音開きのドアでも有名ですが、何と、そのタクシーがこの国でも走っているのです。しつこいようです […]

【Vol.161】梁山泊的プラットホーム

 最近、転職することがキャリアアップとして認知されつつあるようです。転職コンサルタント会社や人材派遣会社が盛況なのは、益々、人材が流動化し、それがが当たり前の時代になっている証拠です。  ですが、ここであえて「されつつ」 […]

【Vol.65】「希少価値」を見直そう

 私達は、「より多くの人の為に」とか、「もっと大量に作ってコストダウンを」などと、何気なく、もっと言えば口癖のように言う事が多いようです。  先日、開発会議の席で、ある商品を普及させるためにはどうすれば良いのか、という議 […]

【Vol.61】ミドルアップ、ミドルダウン

 ボトムアップという言葉があります。現場の担当者からの意見・情報・企画などがトップに流れる職場の管理手法です。  従来、日本の経営はボトムアップで、それに対してアメリカではトップダウンだと言われています。日本もトップダウ […]

【Vol.60】山を征服する

 最近、はっと思うことがありました。ある宗教家のお話です。  私が「今の企業が、不要な競争をして、その挙句が中国企業にコストで負け、国内では空洞化が進んでいる…」というような話をしたときです。「それは企業のトップが日本人 […]