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開発事例物語
 
「三上」が意味するものと当社のスタイル 〜開発への準備 その1〜

■ 売り込むか、共同開発
 私たちシステム・インテグレーション(SI)は、クライアントの為に、新事業や新商品を具体的に提案しています。具体的にとあえて言うのは、開発コンサルタントの多くが、開発の進め方やマーケティングの手法といった、いわゆる教育・研修的な内容にとどめて指導することが多く、私たちのように、クライアントの実態に合わせたアイテムやビジネスモデルを提案することは少ないからです。開発コンサルタントを知る、あるクライアントから聞いたのですが、彼らは観念的な指導をする方がほとんどであり、自らのアイデアや発明を積極的に出すことはないようです。私たちは、現在40社を超えるクライアントと契約し、開発支援を手がけていますが、業種・業態はそれぞれが異業種であり、同一や類似、もしくは競合関係にある企業はほとんどありません。したがって、私たちは、毎日異業種交流を実践しているようなものなのです。さて、そのように、開発の現場に入り込んで具体的な提案をするのですが、「SIはよくこれだけ色んなことを提案できますね」と言われることがあります。お誉めの言葉と言うよりは、身の引き締まる、重責を担っていることを実感できるお言葉です。それでは、私たちがどのように クライアントに提案し続ける体制を作っているか、ご案内しましょう。

■ 商品はでき上がったときから陳腐化が始まる
 「三上」の環境 ―― まさに、SIは、この環境を事務所に持ち込んだようになっているのです。提案と言う創造的な行為は、リラックスした自由な環境の中でしか生まれません。気取らず、肩肘を張らない、普段着姿のリラックスした状態、つまり自由な環境だからこそ、ひらめきがあるのでしょう。
 私は、アイデアを提案したり、発明をする事を業とするSIは、その拠点たる事務所を、三上の環境にしなければならないと思いました。具体的に言えば、私たちの事務所にはタイムカードがありません。出社時間は自分で決め、退社時間も同じです。休暇も自由に取れますし、規程もありません。(法で定められた労働約款的なものは基本的に遵守していますが)要は、自己の管理に任せ、クライアントへのサービスがなされていれば、あとは自由だ、という意味です。さすがに、ベッドなどはありませんが、泊まりこむ社員もいるようです。とにかく、プロ野球の選手と一緒で、自己管理がすべてです。結果あるいは成果が、社内外で創造的な提案をしているかどうか、この点だけなのです。また、年齢・年功、社歴、男女差といったものは無関係で、能力と結果による評価が報酬に反映するよう、社員全員で考えた評価システ・ を持っています。
  私は、「企業は継続こそが大切」であると決めていますので、売上を伸ばすとか社員を増やすといった、規模の拡大をまったく考えていません。また、仕事が「創造行為」そのものですから、三上はある意味で、我が社の「原動力」、「原材料」に等しいものだと思っています。小さいながら私たちは民間企業です。そして、私は経営者です。様々な企業や、多くの経営者とお付き合いをする中で、私なりに、もっとも効率的な経営のあるべき姿を追い求めているのです。
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