【Vol.160】ならぬことはならぬものです

 会津藩士の子供は、10才になると「日新館」(会津藩校)への入学が義務付けられ、その以前、6歳頃から藩士としての心得が繰り返し繰り返し教え込まれたそうです。それが有名な「什の掟」(じゅうのおきて)で、会津精神の基本となっ […]

【Vol.159】『やめる』のも開発

 開発のお手伝いをしている中で何が一番大変かと訊かれれば、「やめること」と、私は直ぐに答えます。本当にそう思うのです。  もう十数年前の話ですから時効です。こんなことがありました。ご契約を頂いて最初の開発会議でした。開発 […]

【Vol.158】定年後の創業

 初めてお会いした時、てっきり二代目さんかなと思いました。会社はしっかりとしているし、業容も万全。全国的な営業ネットワークを有して、ビジネスモデルも言うことなし。いつも私の言う「堅調企業」の典型です。これはもう、先代が築 […]

【Vol.157】会社をクライアントだと思えば

 ビジネス・プロデューサー養成セミナーを始めてもう10年。 受講生から泉のように湧き出るアイデアと、熱い想いや意見など、実は私が一番勉強させてもらっています。本当に有難いことです。 元々、このセミナーをやろうと思い立った […]

【Vol.156】目的の無い旅

 「どうすれば開発に役立つ情報を集めることが出来るのでしょう」という質問に、決ってこう答えています。「目的の無い旅に出るといいですよ」。何かふざけて答えていると思われるでしょうね。解説が必要です。  自分のことで恐縮です […]

【Vol.155】際限

 開発をしていて嫌なこと、それは「ずっとずっと売れるものを作りましょう!」と言われることです。あり得ないですよ、そんなこと。でも言ってしまう人、いるのです。いくら最初はヒットしても、何時までもいつまでも、それこそ際限もな […]

【Vol.154】最初の客になれるのか

 よくある話なんですが、作った商品が売れなくて困ると言われることがあるのです。で、このようなとき、私はいつも同じことを言うのです。「あなたは自分で買いたいと思ったのですか」と。 大概、「商品は持っています」と言うのですが […]

【Vol.153】川の流れ

 長いこと開発の仕事をしていますと、開発とは川の流れと同じようなものだと感じています。  つまり…、  アイデアが創出され、そこから始まる商品化への流れとは、丁度、山の頂きに近い小さな小さな泉や沢から始まる川の流れのよう […]

【Vol.152】ケイリン選手の会話

 いつも他人の会話を盗み聞きしているのではありませんが、先日の羽田へ帰る飛行機の中で聞いてしまったお話は、まさにイタダキでした。  搭乗してくる姿から少し変わっていました。最初はプロレスラーかと思ったくらいです。ガッシリ […]