【Vol.55】勝手連のすすめ

 「勝手連」という、事を為すときに使う方法があります。方法と言うよりは「集団的行動手法」と言った方が良いのかも知れません。いわゆる、企業の組織でもなく、法的に正式なものではないのですが、ある目的の為に、それこそ勝手に集ま […]

【Vol.53】挑戦者の基盤

 最近、会社を辞めて、新しい事業に挑戦する方に、お会いする機会がありました。しかも、私が関係する企業にお勤めになっていた方です。開発のご担当で、私と直接一緒に仕事をしていましたが、暫くして所属が変わられ、いつの間にかお付 […]

【Vol.52】戦略はスピード

 どうも、経営環境が一段と悪くなって行きそうです。戦後から続いていた大量生産によるコストの優位性が大きく揺らいでいます。もっとも得意だった技術の優位性も、諸外国に脅かされるようになってしまいました。  このような構造的な […]

【Vol.51】やっぱり『五重苦』の時代

 先日、中小企業支援事業のお手伝いで訪問した企業のお話です。  その会社は、戦後まもなく創業した、電気機器のメーカーです。プレスの仕事から始めて、その部品を組み立てることも手がけ、いつの間にか最終製品まで仕上げるようにな […]

【Vol.50】小さな村の大村長

 人口約2000人、世帯数約500世帯、総面積40.92平方キロ。そのうち65歳以上の人が4割近くを占めている。これが富山県婦負郡 山田村です。  この山田村にふとしたご縁から、訪問する機会がありました。噂には聞いていま […]

【Vol.49】商店街もビオトープ

 「ビオトープ」という言葉があります。野生の動植物が高密度に生存している空間で、近頃では、都市の中に自然を残したり復元すること、という意味で使われています。このトレンドは、あちこちで顕在化しており、特に土木建設業界では、 […]

【Vol.48】2アウト一塁

 先日、ある経営者と話していた時の事です。「今、我が社は2アウト一塁のピンチなんです」。と、話されたのです。びっくりして思わず、「これだけ順調なのに、どうしてそんな風に言われるのですか」と、聴き返してしまいました。その会 […]

【Vol.47】通り過ぎてわかること

 ふるさとの友人から相談されました。大学卒業後すぐに地元に帰り、今では商店街のリーダー格になっている、高校時代は応援団長だった熱血漢です。御多分に洩れず、中央から進出して来た郊外型大規模店に押され、長期低落型の典型的なパ […]

【Vol.46】本気の審査会

 中国電力さんがやってくれました。地元の、志あるベンチャー企業の育成を本気で支援する事業、「SOHO国泰寺クラブ」を立ち上げたのです。  事業の概要は、先ず、中国地域全域(正確には全国)から、広島で起業もしくは進出したい […]