【Vol.326】女性のチカラ

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 最近、女性のチカラをあらためて感じる機会がありました。いえいえ、うちのカミさんに怒られたということではありません(笑)。本当に、「女性のアイデアや仕事力は凄い」と思う出来事があったのです。

 数ヶ月前、嬉しいことに、受講生が女性限定という講座で、講師を務めることになりました。ここ20年続けている「ビジネス創出講座」の女性版です。  この講座の名称は、「ビジネス・プロデューサー養成講座」、「ビジネス・アライアンス講座」、「 Biz-labo(ビズラボ)」などいくつかあり、これまでの受講生は総勢1000人になろうかという、実際にビジネスモデルを創生するという研修です。
 実はこの講座、内容を説明するのが大変です。私がビジネスアイデアを提案し、グループワークで実際のビジネスモデルを創り上げるというものです。講義を挟みながら3~6ヶ月かけて行うのですが、なかなか、全容やその意義をご理解いただくことは難しいのです。
 なのに、ここまで20年、全国で約50回も開催されているのは、受講いただいた卒業生が、この講座の素晴らしさ(私が言うのも変ですが)をお分かり頂き、所属会社や知人に成果を伝えてくれているからでしょう。営業して開催できるものではありません。

 今夏、その講座が、Biz-labo woman (ビスラボ・ウーマン) と銘打って開催されました。繰り返しますが、受講生は全員、女性。男性は講師の私だけですから、紅一点ではなく何と言ったらよいのでしょうか。そうしましたら、「爺(じい)一点」、と秘書が言うのですから笑うばかりです(本当は笑い事ではありません!)。  全員女性は本当にすごいことで、これまで累計の女性受講者は100人にも満たない、20~30人でした。それが、今回だけで20人ですから、たまりません。講師の私にとってはまさに初体験。本当にどうなるかと、最初の講義はさすがにドキドキでした。

 でも、講義を始めて1~2分でそれが杞憂だと分かりました。
 まず、始まってからの彼女たちの姿勢、そこが違います。せっかくの機会だからと、講師の私の話を聞くその姿勢、そこが、私にとって初めての手応えと言いましょうか、言わば、向き合うチカラの迫力に圧倒されました。
 そして、グループワークになった途端、それまでの緊張状態が一転します。いったい、どうしたらこんなに解放されてワイワイガヤガヤと出来るのかと、思わず笑ってしまいそうになりました。これまたコミュニケーション力と言いましょうか、話し合うチカラが凄いのです。
 男性にその能力がないといっているのではありません。男性もそのようにはなりますが、多少の時間が掛かるのが通常で、このビズラボ・ウーマンのような起動力はありませんでした。彼女たちはいきなりパワー全開なのです。

 初日から圧倒されたビズラボ・ウーマンですが、本当に女性のチカラを感じたのは、前述のグループワークの発表会の時でした。
 これも、今までの男性陣と比較したり優劣を申し上げているのではありませんが、どのグループの発表にも、女性特有と申しましょうか、感性と言いましょうか。ビジネス感覚と女性の視点の併せ技が素晴らしく、まさにこれからの時代のビジネスモデルと言える成果を、いずれのグループも機転の利いた演出を織り込みながら発表したのです。

 この講座が開催できたのは、受講生の約半数を出してくれた会社のスポンサードがあったお陰ですが、発表を参観しに来てくださった同社の社長の感想が印象的でした。
 「何か、自分に対して言われたようで、これから大いに参考したい」。「貴女方の実力に気付かなかったことを反省するとともに、活躍する場をつくりたい」と言われたのです。

 今回の女性だけのビジネス創出講座で分かったこと。

 女性のチカラは凄いのです。